慢性的な人手不足が続く昨今、どの歯科医院も優秀で長く働いてもらえる歯科衛生士を採用したいと思っています。
そのため、医院によっては常に求人を掲載しているところも少なくなく、歯科衛生士募集の張り紙を院内に貼って、常時募集をしている医院もあるようです。
しかしこのような求人活動は、場合によっては逆効果になったり、最悪の場合医院に悪い印象を与えてしまいかねません。
歯科衛生士の採用をスムーズに行うには、単に「給料が高い」や「自宅や駅の近く」以上の、自院の就職先としての魅力と、歯科衛生士が求める理想を合致させる事が大切になってきます。
今回は、歯科衛生士がどのような就職先を望んでいるのか?その衝撃的な選び方や理由、条件なども含めて魅力的な職場の作り方なども徹底解説します!
歯科衛生士が求めている就職先は?
歯科衛生士が求めている就職先の条件とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
いくつかの条件はありますが、特に重要視されているのは「給料」「職場の雰囲気」「残業の少なさ」の3つが大きな条件のようです。
給料に関しては言わずもがなですが、職場の雰囲気と残業の少なさというのは、女性の多い歯科衛生士独特の価値基準であるような気もします。
ではここからは、歯科衛生士の就職先の選び方で、絶対に譲れない条件ベスト10を見ていきましょう!
歯科衛生士の就職先の選び方!絶対に譲れない条件ベスト10
歯科衛生士の就職先の選び方で、絶対に譲れない条件とはどの様なものでしょうか?
先に挙げた「給料」「職場の雰囲気」「残業の少なさ」以外にも、「頼れる先輩の存在」や「セミナーに参加できる」など、仕事や自身のスキルアップに関係することまで様々で、かつての就職氷河期時代とは条件が様変わりしている様にも感じられます。
ここからは、歯科衛生士が絶対に譲れない条件ベスト10を、個別にひとつひとつ解説していく事にしましょう!
①職場の「雰囲気のよさ」が1番!
歯科衛生士の就職先の選び方で、絶対に譲れない条件ナンバーワンだったのは、意外にも職場の「雰囲気のよさ」でした!
職場の空気を和ませられる人材って貴重だ
仕事を能率よくこなせるタイプの人間ばかりが集まってたら、きっとギスギスした雰囲気の歯科医院になってたと思う(ただでさえ行きたくない場所なのに!)
仕事できる人は良くてできない人はダメ、みたいな価値観は表面的すぎる
— まーおかさん🦒 (@maokasan) August 8, 2023
このクチコミのように、基本的にギスギスした雰囲気の職場を好む人はいないはずです。
雰囲気の良い職場というのは、コミュニケーションも活発になり、それにより言葉の齟齬による重大なミスを防ぐことに繋がったりと、良い側面が多く存在します。
また、医院の職場の雰囲気というのは、患者様は想像以上に見ており、雰囲気次第では悪いクチコミに繋がってしまう恐れもあるでしょう。
歯科衛生士が就職先として選びたい!と思える職場づくりの第一歩は、まず院内の雰囲気を良い方向に向けることが最重要課題と言えます!
②頼れる先輩やスタッフの存在
頼れる先輩やスタッフの存在がいるというのも、歯科衛生士が就職先として選ぶ条件となっている様です。
ポンコツ歯科衛生士なので5年目で後輩もいるのに4本連冠の印象ちょっとうまくとれただけでおじさん技工士にめっちゃ褒められるしちょっとTEK作っただけで激甘先輩に「さきちゃんTEK1から作ったの!?すごいじゃん!!」って褒められる、優しい世界すぎてもう他で働けない🥹
— ♡ (@moushindoina) May 9, 2024
学校を新卒で卒業した歯科衛生士は、歯科医院内での実務に関して不安を感じるのは当然で、そこに頼れる先輩やスタッフがいるといのはとても心強いことです。
また、中途で採用された歯科衛生士にとっても、以前の医院と勝手の違う状況で頼れる先輩やスタッフがいることは、とても重要な条件になってくるでしょう!
③給料やボーナスの金額
給料やボーナスが、やはりというか当然のように就職先の条件に入っていいます。
以下の表は、歯科衛生士の給与の相場になります。
平均年収 | 356万円 |
月収 | 23~27万円 |
賞与・ボーナス | 42~65万円 |
初任給 | 24万円 |
時給 | 1,454~1,903円 |
医院や求人エリアによって、金額にはそれなりの幅があります。
歯科医院の面接全部終わりましたー
どこで働くか本当に悩みますね💦どこの医院も人手不足(というか、歯科衛生士不足?)で、給料はかなり高いものを提示してくれます✍️
帰国後のキャリアにお悩みでしたら歯科衛生士はいかがですかー
やりがいあります!!— natsu.t@カナダワーホリ帰国しました🇨🇦 (@sMaJqBD7j8vQMLM) May 25, 2023
高い給料を提示してくれるという口コミも多い中、待遇が低いというクチコミもかなり多く、やはり仕事内容や環境に比べて給料が低いという感想を持っている歯科衛生士も多いようです。
給料やボーナスは、歯科衛生士のやる気やモチベーションに直結するため、その他の手当てなどを拡充するなど、給与面での改善はもはや当然の条件と言えるでしょう!
④勤務時間が柔軟or短い
勤務時間の柔軟さや短い時間での労働は、比較的女性の多い歯科衛生士独特の価値観でもあります。
家事や育児で、どうしてもフルタイムで働けない人がいる一方、女性は若年世代でも勤務時間が柔軟だったり短い方が良いという傾向を好みます。
また近年では、オフィスワークなどでもIT系の会社を中心に、フレックスタイムを導入するなど時間をずらしての勤務はよく見られるようになってきており、若年層は特にその傾向が強いと言われています。
これは、若年世代が重視するタイパ(タイムパフォーマンス)に由来するもので、通勤時間一つとっても満員電車あるいは通勤時間帯の渋滞のため家を早く出ることを考えれば、1時間ずらせば満員電車にも渋滞にもかからないのでより有効に時間管理ができるためです。
また短い勤務時間というのも、午前診療が終わって2時間の休憩のあと午後診療するのだったら、休憩いらないから早く帰してほしいと考える若年世代も多いようです。
⑤残業が少ない&お休みがとれる
残業が少ないというのは、先の項目の話と繋がってきますが、結局残業になることは著しくタイパを損なうことでもあり、女性を中心に敬遠されがちです。
以前見学にいった職場。そこで働いてる歯科衛生士さんが「ここ、院長に一人前と認められるまで残業代つかないし、有給とれないですよ」と教えてくれた。
親切で教えてくれたんだろうけど、なんか疑心暗鬼になってしまって就職しなかったなぁ。— まな@訪問歯科の歯科衛生士 (@dh_manatan) December 23, 2023
医院の規模や診療内容・診療方式(大病院の口腔外科や訪問歯科など)でも残業量がかなり違ってきており、個人的な歯科医院に比べると、大病院などは厳格な就業規則が存在していたりするので、安易な残業はしにくいようです。
また現代では体調不良の休暇なども、女性特有の理由での急な休みには柔軟な社会になってきており、そのための人員の確保やワークバランスの調整も必要になってきます。
⑥勤務地が自宅や駅の近く、車通勤できるなど
通勤というのは、可能な限り楽にしたいと思うのは誰しもですが、歯科衛生士の就職先の選び方にもそれが反映されているようです。
自宅や駅から近く、歩く時間が少なければより体力を使わずに済みますし、車通勤であれば多少田舎でもあまり苦にならないでしょう。
あるアメリカの大学の研究では、通勤時間が1時間と30分の被験者に幸福度調査をしたところ、1時間の通勤時間の被験者は、30分の被験者に比べて幸福度が20%も低かったそうです!
長い通勤時間や満員電車などは、体力的にも精神的にも負担となるため、できるだけ自宅や駅の近くで楽に通勤したいと思うのは、歯科衛生士に限らず万国共通のようです。
⑦社会保険など福利厚生も重要
社会保険やその他の福利厚生も、歯科衛生士が就職先を選ぶ際の重要な基準になってきます。
基本的には、社会保険や厚生年金などの福利厚生が主になってきますが、退職金制度や中にはジムの利用権などを福利厚生に入れていたりと変わったところもあるようです!
歯科衛生士募集
福利厚生が手厚い!
(米、水、麺、菓子食べ放題)
ってどーゆーことや笑 pic.twitter.com/VeLMDZdzaM— えむ @大人店長 (@m_tankentai) May 19, 2024
上記のクチコミのように、ちょっと面白い福利厚生がある医院もあるようで、その他にもよく聞く昼食無料やお誕生日休み制度など、考え方とアイデア次第で充実させることができるのが、福利厚生ではないでしょうか?
⑧院長の人柄や経営方針
院長の人柄や経営方針を重視して就職先として選ぶというのは、院内の雰囲気に直結するからだと考えられます。
院長の人柄ってクリニックの雰囲気にちゃんと反映される。
マイペースな院長だとのんびりした空気だし、効率的な院長だとチャキチャキな雰囲気が流れてる。⁰どのタイプの先生が良いとかではなく、自分の性格と合わないとキツいっていうただそれだけの話。仕事だからと割り切れたらいいんだろうけど…— まな@訪問歯科の歯科衛生士 (@dh_manatan) September 22, 2023
個人医院という狭い中で、そこの院長の持つ空気というのは伝染しやすく、不機嫌でイライラしている医院だと当然スタッフもそのような空気になってきます。
昔のようにその医院の雰囲気に慣れろという考えではなく、最初から自分の望む雰囲気の医院なのかどうかを見極めるという考え方にシフトしていっているようです!
⑨興味がある仕事内容
仕事内容に興味が持てないと、その仕事に対するモチベーションとやる気を維持するのも難しくなります。
歯科衛生士として雇ってもらったのに、この2ヶ月間やってる仕事内容助手さん以下 あれ私受付専門で雇われたんだっけか?
— リベンジ (@bmeZomLJOpeMDQL) June 3, 2023
このクチコミのように、仕事内容が思っていたのと違うとなると、せっかく就職したのに離職の可能性も高くなってしまいます。
小児が対象の小児歯科であれば、子供好きの歯科衛生士が求人で応募してくる可能性は高くなりますし、高齢者や一般歯科など誰をメインターゲットに据えているか?でも仕事の内容は変わってきます。
それに加えて、予防や矯正・審美などの治療や診療内容などにどこまで携われるのか?または、接客があまり得意では無いのに受付や電話対応ばかりやらされるのか?など、しっかりと条件を見極めたいと思っている歯科衛生士も少なくないようです。
⑩セミナーや研修に参加する機会がある
スキルアップのために、セミナーや研修に参加する機会があるか?というのも就職先の条件と考えている歯科衛生士も多いようです。
私もです、歯科衛生士としてどんどんスキルアップする友達が羨ましくてたまりません😭
叶うことなら私も元気で歯科衛生士したかった… https://t.co/bK1jdrZBas— ちゃろろ (@chaRoro_riAn) June 19, 2024
セミナーや研修に参加することは、モチベーションを保つことに効果的で、また多様な働き方に即して自分のスキルをどれだけ上げていけるのか?に興味を抱く若年層は多いようです。
就職神話が崩壊して久しい我が国で、多様な働き方が生まれてきており、近年では歯科衛生士のフリーランスという言葉も見かけるようになってきました。
そのような状況下で、歯科衛生士という国家資格をどれだけ活かして働けるのかは、とても重要な条件になってきているのでしょう!
歯科衛生士が注目する就職先の5つのポイント
ここまで、歯科衛生士が就職先の選び方で外せない条件を見てきました。
通勤しやすい自宅や駅の近くであることや、福利厚生が充実しているなど様々な条件や理由がありましたが、昔に比べて給料よりもメンタルや身体的に負担が少ない条件が、より好まれるようになってきています。
では、歯科衛生士の就職先として選ばれるためには、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか?
ここからは歯科衛生士が注目する、就職先の5つのポイントに絞って見ていきましょう!
①先生に意欲があり医院の評判が良い
医院の歯科医師や院長など、先生方の性格というのは医院の雰囲気に直結します。
先生のモチベーションが高ければ、教育に対しても熱心でしょうし、またセミナーや研修などで得てきた知識や技術を、発揮できるような環境づくりをしてくれると考えるでしょう!
また歯科医師自身も外部の研修に参加することで、その他の医院の情報を得ることもでき、歯科医としてのセミナーや研修だけでなく、後進の指導方法や社内の雰囲気の改善など、様々な研修が世の中にはあります。
歯科に関係のなさそうに見える外部研修ですが、同業者だけでなく他業種との交流を図ることによって得られる知見も、大変有意義になってきます。
歯科医師自らこのような外部研修に参加し、先生のモチベーションが高く意欲のある医院は、自ずと雰囲気も良い医院になっているはずです。
②医院内の設備が整っている
院内の設備が整っているか?は、教育環境を充実させる上で重要になってきます。
例えば、歯科衛生士が自由に触ることのできる歯科模型や、人工歯石・プラークなどのほかにも、歯科専門誌などの参考資料や他の研修でのテキストなどを置いておくことで、休憩時間や空き時間に触ったり読んだりすることができるでしょう。
そして、勉強会を院内で開催する際にもスムーズに準備することができ、モチベーションの向上に寄与することができます!
このように、設備が整っていれば院内での教育もしやすくなり、教育熱心であることが伝われば、歯科衛生士も安心して就職しようと思えるのではないでしょうか?
③教育やスキルアップに繋がる施策が手厚い
教育やスキルアップのためのセミナーや研修に参加するとしても、それを全て歯科衛生士任せにしてしまい、全て自費で休日に参加というのは、自院で働くことへのモチベーション向上には繋がりません。
例えばスキルアップ研修費用と称して、費用の一部または全額負担をする、自院で勉強会を行うなら、勉強会手当を支給するなど、スキルアップにもなりそれに対するバックアップも手厚い方が、歯科衛生士が選ぶ就職先としてのポイントは高くなります。
また、他の研修に参加したり技術を習得してきた際には、スキルアップ手当を支給するなど、研修に参加して技術を向上させることに、意義と魅力を見出せる環境を作ることも重要です!
このような施策を手厚くすることによって、離職自体を減らすことも可能ですし、歯科衛生士としては魅力的な職場に見えてくるのではないでしょうか?
④スタッフが長く働いている/人手不足でない
スタッフが長く働いている医院や、人手不足でない医院というのも重要なポイントの一つです。
スタッフの在籍期間が長いというのは、働きやすい職場であることの指標にもなり、人手不足でないというのは、教育する期間をしっかり設けることができる環境であることを意味しています。
人員ギリギリで運営していると、スタッフの急な休みに対応できないばかりでなく、新人教育も満足にできず、それ故に激務になって更にスタッフが辞めていくという悪循環になってしまいます。
長く働いているスタッフが多いということは、それだけ働きやすい職場であることの証明であり、離職を防ぐことはあらゆる面において良い効果をもたらすことでもあります!
⑤実際に見て医院の雰囲気が良いか
実際に見学をした際にその医院の雰囲気は、先ほどの外せない条件の項目で1番ゆずれない条件になっているように、大きなウエイトを占める重要なポイントです。
実際に、院内の雰囲気さえ良ければ多少給料が低くてもいいと思っている歯科衛生士も多いようで、コミュニケーションの有無や患者様への対応など、医院内の雰囲気がこれらの細かいことに現れるようになってきます。
雰囲気の良い医院は、コミュニケーションがちゃんと取れており、言葉の齟齬による細かいミスを少なくできるなど、仕事自体もやりすくなります!
逆に雰囲気の悪い職場は、院内の空気が重くなり、スタッフもその空気感に慣れてしまって、雰囲気の悪さに気付けないこともあります。
【注意】こんな歯科医院は怪しまれる?避けたいポイントとその理由
ここまで、歯科衛生士が注目する就職先のポイントを見てきました。
院内の雰囲気や給料・自宅や駅の近くといった条件を満たした上での、歯科衛生士が注目する就職先のポイントは、医院の評判や、教育・設備の充実さに重きを置かれることが多いようです。
ではここからは、歯科衛生士の就職先の選び方で、怪しまれたり避けられるポイントや理由を見ていきましょう!
①複数の求人サイトに求人を出している
複数の求人サイトに求人を出している歯科医院は、怪しいと思われる可能性が高くなります。
3つ以上のサイトに求人広告を出している歯科医院は、特に怪しいと思われるようで、様々な手を尽くしてみても応募が無く、かつ採用してもすぐ辞めたくなる環境であると、宣伝してしまっているようなものです。
また近年では、採用するまで手数料がかからない、人材紹介会社と多数契約しているところもあるそうで、そのような歯科医院の場合、求人に応募が無いというよりは、応募しても離職率が高い医院である可能性が高いです。
上記の状態に当てはまった場合は、求人を募集する前にまず、自院の環境が新人を育て、そして長く働いてもらえる環境づくりができているのか?を再度確認した方がいいでしょう!
②医院の実際の写真がない
求人検索をする際に、実際の写真が無くフリー画像のイメージ写真ばかりでは、怪しいと思われても仕方ないでしょう。
医院の外観の写真や院内の写真とともに、実際の診療環境であったり受付の様子、または職場のスタッフの写真なども載せるとより親近感が湧き、求人で採用された時のイメージがつかみやすくなります。
外観や院内の写真も片付けを行い、画像補正をしてできるだけ明るい画像のものを使用することで、より良いイメージを与えることができます。
また、画像掲載時の注意事項としては、以下のようなものがあります。
- 歯科医院の外観だけの画像
どんな人が働いているのか分からない - 何年前のか分からないが、明らかに古いとわかる画像
できるだけ最近の環境が見てみたい - 院長先生や医院の役員のみの画像
歯科衛生士なので、どんな歯科衛生士が働いているのか見たい - ちょっと変なポーズや、恥ずかしいポーズで写真を撮っている
自分も入職したらさせられるのではないか? - 飲み会の様子
酒の席でのモラルや、強制参加が心配
などなど、画像を一つでかなりの情報が伝わることになります!
特に、最近の若年世代には飲み会の様子などを掲載するとかなりの逆効果になる(強制参加では無くても、常に誘われるのではないか?毎回断るのがめんどくさそうと思われる)可能性があるので、親近感をアピールしたくてもそのような画像は掲載しない方が無難でしょう!
③求人情報が正確でない
求人情報は、正確な情報を掲載することは当然のことでもあります。
特に給与や業務内容に関しては、トラブルになりやすいので曖昧な表現は避け、誰が見ても勘違いしない正確な表記にする必要があります。
給与に関しては、残業含めての総支給額のみを掲載したり、業務内容に関してもホワイトニングと求人には書いてあったのに、予防歯科的なことばかりやらされるなど、求人情報が正確に表記されてないことによって、求人どころかトラブルになるケースも非常に多いので注意しましょう!
④歯科衛生士の仕事内容が業務範囲を超えている
歯科衛生士が行う業務が、範囲を超えている場合も度々あるようです。
歯科衛生士の業務範囲は、医師の監視のもとで行う歯科予防処置や保険指導、ホワイトニングや歯石除去などの相対的歯科医療行為であり、歯科医師が行う絶対的歯科医療行為などをすると、歯科衛生士法違反となってしまいますので注意しましょう。
業務範囲外の仕事が多すぎて、転職を希望するという人も意外に多いので、見学時には院内の雰囲気とともに、業務範囲外の事をやらされていないかを注意して見られていると思って特に注意しましょう!
⑤スタッフ間のコミュニケーションがとれていない
スタッフ間のコミュニケーションが取れているかどうかも、求人時の見学の際には見られていると考えた方がいいです。
定期的なミーティングを行って情報の共有を図り、今日の業務内容などが一目でわかるホワイトボード、連絡事項を記載した業務日報的なものも整備しておくとコミュニケーションが円滑になりやすく、スタッフ全員に情報が共有されていることが一目でわかります。
またスタッフ同士のコミュニケーションも、雰囲気が良く信頼を感じられるようなやり取りをしていれば好感を得やすく、自分もここに就職したいと思えるポイントでもあります!
歯科衛生士の就職先の選び方とは?!
歯科衛生士が就職先の選び方で1番の条件は、雰囲気の良い職場という結果でした。
人間関係が良く院内の雰囲気がいい医院は、多少給料が安かったり仕事が忙しくても離職者が少ないのは事実であり、求人をする際に真っ先にするべきは、院内の雰囲気の改善でしょう!
その理由は、自宅や駅の近くという立地条件は既存の医院にはどうすることもできませんが、院内の雰囲気を良くするとことはどこの医院でもできるからです。
ワークフローや業務量の見直し、コミュニケーションの活性化のための施策であったりと、この項目ひとつとってもやるべきことや改善すべき点はたくさんあります。
また、雰囲気を改善することによって既存の職員の離職を減らし、より個々の業務に集中してもらうことができるかもしれません。
そうした上での給与の改善や、福利厚生の見直し・教育環境の充実をはかれば、歯科衛生士が就職先に選びたいとても魅力的な職場として映るのではないでしょうか!
歯科受付や歯科助手の採用ならデンタルリクルート
「歯科衛生士の求人に応募が全くこない・・・」
「うちの医院は、就職先としての魅力がないんだろうか?」
こんなお悩みをお持ちの歯科医院様には、歯科業界に特化した求人代行サービスのデンタルリクルートをお勧めします!
採用戦略立案とPDCAサイクル用いた改善プランを提示し、煩雑な求人における手続きや面接の日程調整、そして貴院の魅力を最大限に生かした求人広告掲載まで、一律10万円で3ヶ月から求人に関する全てを、デンタルリクルートにおまかせいただけます!
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