「会社に合う人材を見極めて採用したいけどどうしたらいい?」
「ジョブメドレーで採用した人ってすぐ辞めるって聞くけど本当?」
新しい人材を雇う上で、長期で働いてくれる人を見つけたい。けれど、どうやって探したらいいか分からず悩むことってありますよね。そんなときに採用担当の味方になってくれるのが求人サイト。特にジョブメドレーは歯科衛生士や介護職、看護職を主に取り扱う大手求人サイトとして有名です。
しかし「ジョブメドレーで雇うと早く辞めるって聞くし」と悩むこともあるでしょう。まずは、ジョブメドレーで採用した人が辞める原因やトラブルについて知ることから始めましょう。
この記事では
- ジョブメドレーで採用した人が辞める原因
- ジョブメドレー利用者の口コミ
- ジョブメドレーでよくあるトラブル、対処法
- 離職率を下げるためのポイント
について解説していきます。
ジョブメドレーを使用して会社に合う良い人材とマッチしたいあなたは必見です!最後までご覧ください。
ジョブメドレーで採用した人はすぐ辞める?原因も調査
ジョブメドレーとは介護や医療業界の求人を主に扱っている求人サイトです。そのため歯科衛生士の採用が非常に有利とされており、求人サイトの中でもトップを争うほど。
しかし採用した人はすぐ辞めてしまうなど悪い評判もあります。これは採用担当の方にとっては悩ましい問題ですよね。
なぜジョブメドレーで採用した人はすぐ辞めるといわれているのか、原因を調査しました。
すぐ辞める原因①ミスマッチ
早期退職につながる大きな原因の1つはミスマッチです。ミスマッチとは求人者と雇用側に認識のズレが起こることで、このミスマッチは主に求人者が感じやすいとされています。
ではミスマッチはどのような場面で感じられているのでしょうか。
具体的には以下のことがあげられます。
- こんなに忙しいとは思わなかった
- 思っていたような人間関係ではなかった
- 思っていたよりも残業が多かった
- 給料が安い
求職者だけではなく雇用側も「思っていた人材とは違った」と感じることもあるでしょう。ミスマッチは求人者、雇用側ともに会社へ悪影響を及ぼし早期退職の原因になってしまうのです。
すぐやめる原因②歯科衛生士自体が人材不足
歯科衛生士自体が人材不足であり、求人倍率が高いことが原因とされています。
そもそも歯科衛生士は長年人手不足に悩まされており、2023年度の歯科衛生士新卒就職者の求人倍率は23.3倍にものぼる超売り手市場なのです。また、歯科衛生士の勤務実態調査によると4人のうち3人は転職をしたことがあるというデータがありました。
近年、歯科医院の数は増加傾向ですが、他院がより良い条件を提示していると転職を考える歯科衛生士も少なくはないでしょう。
またそもそも離職率が高い歯科医院は就職先や転職先に選択されないということも考えられます。
これはジョブメドレーの採用者だけではなく、どこの求人サイトでも言えることでしょう。
実際にジョブメドレーを利用した人の口コミ評判
ジョブメドレーの利用者の早期退職の原因がわかったところで、実際に利用した人の口コミはどうでしょうか。
求職者の視点と、採用担当の視点から見ていきましょう。
求職者側の口コミ
良い口コミ
- LINEで気軽に転職活動ができるところ
- 細やかな対応が良い
- 面接前に連絡をくれるため安心して転職活動ができる
- 勤続支援金がある
悪い口コミ
- 募集内容と違うクリニックがある
- 採用側が優位な感じで対応される
- 「他にも候補がある」というと嫌な間が空くことがある
- スカウトが来たのに書類選考で落ちた
良い口コミも悪い口コミも、主に歯科医院による口コミであることがわかります。
そのため、あなたの行動で口コミも変わってくるでしょう。
採用担当者側の口コミ
良い口コミ
- 採用するまでコストがかからない。人材紹介より安く採用できた
- 応募から面接設定までのフォロー体制が良い
- 求職者と直接やりとりができるためスムーズに採用決定まで進む
悪い口コミ
- 2回連続で1日で退職されてしまった。それでも手数料が発生した
- スカウト通数が多い
採用するまでのコストはかかりませんが、入職してからは手数料が発生します。そのため、求職者の早期退職はあなたの医院にとってマイナスポイントとなるでしょう。
ジョブメドレーのスカウト機能の通数は200通/1日と、確かにスカウトを送信する採用担当者からすれば、多い数字ともとれますね。忙しいのに200通も送信できない。そんな時にはスカウト担当を雇うのも1つの手段かもしれません。
ジョブメドレーでよくある3つのトラブル
口コミから見てもジョブメドレーの評価は高く、求職者、雇用側共に便利な求人サイトであることがわかりましたね。しかし、ジョブメドレーではトラブルも多く見受けられます。
ここではよくあるトラブルを3つ紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 採用した人材がすぐに辞める?
- スカウト機能の精度が低い?
- 「勤続支援金」に不安?
それでは1つずつ見ていきましょう。
トラブル①採用した人材がすぐ辞める?
採用した人材がすぐに辞めてしまうことはよくあるトラブルの1つです。これは前述した通り、歯科衛生士は圧倒的な売り手市場であることが関係していると考えられるため、定着率の低さや離職率の高さが問題となっているのです。
採用した人材がすぐ辞めるという問題はジョブメドレーのみでなく、他の求人サイトでも言えることでしょう。
トラブル②スカウト機能の精度が低い?
スカウト機能の精度が低いと感じられていることがあり、これは求職者側がよく感じるトラブルです。詳しく説明すると、求職者側が勤めていた以前の職場からスカウトが来てしまうというもの。
採用担当側からはスカウト送信時は基本情報や希望条件しか見ることができないため、スカウトを送信する人の名前などの個人情報ははわからないのです。
これがスカウト機能の精度が低いと感じられている原因に繋がっていると考えられます。
「勤続支援金」に不安?
「勤続支援金」についてもよくあるトラブルの1つとして挙げられています。
勤続支援金とはジョブメドレーを通して採用が決まった人が、60日以上勤務することでもらえるもので、求職者にとって魅力的な制度ではないでしょうか。
これは早期離職を防止する面で、雇用側にとってもメリットとなります。「働いただけでお金がもらえるなんて嘘みたい」と不安に感じる人もいるかもしれません。
しかし、これは求職者だけでなく雇用側にもメリットがある制度なので、ぜひ安心して利用してください。
ジョブメドレーでのトラブルを回避する3つの方法
ジョブメドレーは評判の良い求人サイトですが、トラブルもあることがわかりましたね。
しかし、トラブルを回避する方法を知っておくと、便利であなたの採用をサポートしてくれる求人サイトとなるのです。
そのため、トラブルを回避する方法を教えます。
具体的には以下の通りです。
- 回避する方法①ミスマッチを減らす
- 回避する方法②面接時の確認をおこたらない
- 回避する方法③定着率を高める
それでは1つずつ見ていきましょう。
ぜひ参考にしてください。
回避する方法①ミスマッチを減らす
トラブルを回避する方法の1つ目はミスマッチを減らすことです。
前述した通り、採用した人材の早期退職が問題となっているため、ミスマッチを防ぐことで早期退職者を減らすことがポイントとなります。
それではミスマッチはどのように減らすことができるのでしょうか。
具体的には以下の対策があげられます。
- 実際に歯科医院を見学してもらい、内定後のイメージをつけてもらう
- 面接時には医院の指針や教育内容を説明する
- 正しい福利厚生を提示する
- 採用後もコミュニケーションをとり、キャリアについて話し合う
上記の対策を行うことで、求職者も安心して働くことができる職場を作り出せるのです。
回避する方法②面接時の確認を怠らない
トラブルを回避する方法の2つ目は面接時の確認を怠らないことです。
面接は求職者側にとって実際の医院の雰囲気や採用者とコミュニケーションをとることができる絶好の機会。雇用側にとっても、求職者の人柄や雰囲気を知ることができ、採用の決め手となるでしょう。
そのため、面接では勤務体制や業務内容の擦り合わせをしておくことが重要であり、このことで内定後に求職者の「思っていたのとは違った」を防ぎ早期退職を防ぐことができます。
回避する方法③定着率を高める
トラブルを回避する方法の3つ目は定着率を高めること。
前述したとおり、歯科衛生士は常に人材不足の環境に置かれているため、職場の医院に不満があり改善しなければ転職を考える人が多いです。
では定着率を高めるためには具体的にどうすれば良いのか悩みますよね。
主に以下のポイントがあげられます。
- 働きやすい職場環境を作る(福利厚生、産休・育休制度)
- 良好な人間関係を作る(日々のコミュニケーションや挨拶を行う)
些細なポイントに思えるかも知れませんが、これが退職を防ぎ定着率を高めるのです。
離職率を下げるためには?
他の職業に比べ、歯科衛生士は離職率が高い傾向にあるため、定着率を高めることで、離職率の低下に繋がります。
定着率を高めるためには前述した対策があげられますが、実は採用段階でも定着率を高めることができるのです。
その主なポイントを3つ紹介します。
- 求人原稿に魅力と待遇面を記載する
- 職場見学を行う
- 懸念点を包み隠さず話す
それでは1つずつ見ていきましょう。
求人原稿に魅力と待遇面を記載する
求人原稿に魅力と待遇面を記載することは、求職者の応募数も増え、離職率を下げることに効果的です。求職者は求人原稿を見て、応募してくるため、求人原稿は医院のアピールをする最大のツールと考えられます。
しかし、そこに嘘や間違いがあるのはマイナスポイント。
求職者だけでなく、医院の信用を失うこととなりますので、自分の医院の魅力や待遇を正しく詳細にアピールしてください。
職場見学を行う
職場見学を行うことも離職率を下げるために効果的です。求職者の退職の原因として人間関係が悪いことや、職場環境が合わないことがあげられます。
職場見学を行うことで退職の原因を排除することができるのです。職場見学では面接や求人原稿ではわからない、職場の雰囲気を感じてもらうことができます。
このことからミスマッチを防ぐことができるでしょう。
懸念点を包み隠さず話す
懸念点を包み隠さず話すことで離職率を下げることができます。
医院の印象が悪くなるからといって懸念点を話さないことは大きなマイナスポイントになります。求職者が実際に働き「思っていたのとは違った」と思うポイントは、入職前に聞いていた話と違うこと。
良いところばかりを伝えていると第一印象は良いかも知れませんが、入職してからギャップが生まれ早期退職に繋がってしまいます。
懸念点も包み隠さず伝え、入職後のギャップを減らし離職率を下げましょう。
ジョブメドレーとグッピーを上手く使って歯科衛生士を採用しよう!
歯科衛生士の採用を成功させるにはジョブメドレーとグッピーを活用することです。この2つの媒体を活用することで、あなたの医院に合った歯科衛生士を採用することができるでしょう。
ここからは、グッピーとは何か?ジョブメドレーとグッピーを活用するメリットについてお伝えします。
グッピーとは?
グッピーは日本で初めて登場した医療・介護・福祉専門の転職サイトです。歯科衛生士の求人サイトの中でも最も歴史のある求人サイトと言えるでしょう。
グッピーで最も特徴的なのが「閲覧課金制である」ということではないでしょうか。閲覧課金制とは、求職者が求人広告を見るごとに料金がかかる方式のこと。
1万円から広告を出すことができ、1閲覧あたり120円と非常に安価です。このため、1万円で広告を出せば83回求職者に広告を見てもらえるという計算になります。
その他初期費用などの料金は一切かかりません。
ジョブメドレーとグッピーを使うメリット
ジョブメドレーとグッピーを使うメリットを以下にまとめてみました。
ジョブメドレー
- 会員者数が多い
- スカウトメールが無料で送信できる(200通/月まで)
- 転載期間が無制限
- 成果報酬型の費用(採用者が30日以内に早期退職した場合は返金する制度)
グッピー
- 安価で採用が可能
- 知名度と利用率が高い
ジョブメドレーとグッピーはそれぞれメリットがあるため、あなたに合った求人サイトを使用することで採用率を高めることができるでしょう。
歯科衛生士の定着率を高め、医院の評判をあげよう!
歯科衛生士は常に人材不足に悩まされています。
そのため、早期退職や離職率が高いという問題はジョブメドレーだけでないことがわかりました。
求人サイトを上手く活用し、歯科衛生士の定着率を高めることがあなたの医院の評判を上げることに繋がります。
ぜひ参考にしてみてください。